日本の夏は熱いけど、涼を取れる方法がいろいろ!
いまではすっかりエアコンディショナー、つまりクーラーの恩恵に預かっている日本ですが、電気扇風機が普及する前は うちわで涼をしのいでいました。
また、うちわや扇子で涼を取るまえに、日本人は「気分的に」体を涼しくすることが上手でした。
まずは雰囲気作りです。ひさしや垣根を作って、そこにつるが伸びる植物、例えば朝顔やへちま、いまではだいぶ普及したゴーヤなどを植えて涼をとっています。
植物を植えることは、それだけでエコですし、しかも 環境にやさしい日陰や涼しさの演出だと感じます。
植物は気温を下げてくれますしね。ビルの屋上緑化なども、都会の中心で多くの涼しさを我々に届けてくれます。
また夏の食べ物としては、かき氷もありますね。
様々なフレーバーがあり、いまでは超高級な材料を使ったり、行列ができるほど有名なかき氷屋さんがあり、日本の夏の名物となっています。
古来から日本では、道路や家のまえに打ち水などをして、地面を物理的に冷やすことで涼をとる方法も頻繁に行われてきました。それこそお金も手間もかからないエコ的納涼術となっています。
軒先に風鈴をつけて涼しげな音色で涼しい気分になれる、金魚を鉢に入れて眺めて涼しくなる。
これも聴覚や視覚から涼をとるというイメージ戦略です。実際は体感的にはちっとも変わっていないにもかかわらず。
思い込みでもすこしでも涼しさを得られる方法を、日本人はずっと探してきたことが伺えます。
暑くて湿度の高い日本の夏。浴衣にうちわで歩くのも一つの涼しさの演出となります。
できれば浴衣などを身につけて「”納涼”花火大会」などを楽しんでみてはいかがでしょうか。
夏は東京だけではなくその近辺でも頻繁に花火大会が開催されますので、週末などは毎週どこかで開催されていることになります。
それぞれの地方自慢の花火大会を見つけて、しっかりと夏の涼しさを実感してみましょう。
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夏の情緒や夏の風物詩は日本国内でも、そしてもちろん東京でも「下町」といわれる地域でここかしこに残っています。
東京を決して”ビルだらけのメトロポリタン”と思わないでください。
東京でもすこし路地を入れば、急に昔ながらの日本を見つけることができるんです!昼の暑い時期を過ぎて日が落ちて涼しくなってきたら、街の散策をしてみることをおすすめします。
昔の日本が残っている地域は、谷中などが有名です。でも東京のどこでも、ビル街を抜けたらまだまだレトロな東京や日本が残っていることがすぐにわかることでしょう。